【大阪市大卒業設計】最優秀は山本奈月さんの「住まいの間 街との間-住宅の庭を新たな敷地とする住宅群 | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

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【大阪市大卒業設計】最優秀は山本奈月さんの「住まいの間 街との間-住宅の庭を新たな敷地とする住宅群

「住まいの間 街との間」の作品模型

 大阪市立大学生活科学部居住環境学科の第14回居住環境デザインフォーラムが21、22日の両日、大阪市の同大学学術情報総合センターで開かれた。卒業設計の部では、山本奈月さんの「住まいの間 街との間-住宅の庭を新たな敷地とする住宅群」が最優秀賞に選ばれた。総合資格学院を運営する総合資格が協賛した。
 今回は「居住環境学科の可能性」をテーマに開催し、大学1―4年生、大学院修士の設計製図課題・論文約50点が展示、発表された。最終日には、審査講評と表彰式のほか、グラフィックデザイナー・廣村正彰氏による記念講演「デザインからデザインまで」が行われた。

広渡孝一郎大阪市大生活科学部非常勤講師から、山本さん(中央)、行田さん(左)に賞状が渡された

 4年生の部で最優秀となった山本さんの作品は、深い関わり合いの残る郊外住宅地が関係が希薄になりがちな住宅地に建て替えられる問題に対して挑戦した。住まいや街との間にハナレや小道を設けることで、適切な距離感を保ちながら住人同士で暮らしを楽しむ住宅地の設計を提案している。4年生の部の優秀賞は、行田夏希さんの卒業論文「新規入居者による大阪型近代長屋の住まい方-続き間・土間・庭・ユカ座に着目して」。特別賞の廣村正彰賞は、3年生・戸田博登さんの作品「イエの森」に贈られた。

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