【建築】最優秀賞に馬場さんの「辻堂の海洋保全計画」 JIA大学院修士設計展 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【建築】最優秀賞に馬場さんの「辻堂の海洋保全計画」 JIA大学院修士設計展

審査員・受賞者の記念撮影


 日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部が主催する第16回JIA大学院修士設計展2018の公開審査が8日、東京都江東区の芝浦工業大学豊洲キャンパスで開かれ、最優秀賞に馬場隆介さん(千葉大大学院工学研究院建築学コース)の「辻堂の海洋保全計画-海洋汚染ゴミを建築構成材へと転化する“セルフリサイクル・テクトニック図鑑”の採集と実践」が選ばれた。総合資格学院を運営する総合資格が協賛した。
 審査を担当した建築家の難波和彦氏は、「バリエーションやアプローチで選んだが、どれも力作ぞろいだった。修士設計は研究成果を設計に投影するのが大変だが、企業ではできないことでもある。貴重な経験を糧に社会で頑張ってほしい」とエールを送った。
 優秀賞と奨励賞は次のとおり(敬称略)。
 〈優秀賞〉山を登ることと建築=小黒由実(東京藝大大学院美術研究科建築学専攻)▽「土地の断片」をつづる-フクシマの故郷を題材として=小坂論美(早大大学院創造理工学研究科建築学専攻)▽森になる川の還り・水制工による植物動態の研究と動く河川公園の設計提案=山崎ひかり(千葉大大学院園芸学研究科環境園芸学専攻)。
 〈奨励賞〉既存形態の構成を援用した福島県白河市白河市中央公民館の建替計画-再生建築における建築的部位と空間構成の分析を通じて=添田魁人(日大大学院理工学研究科建築学専攻)▽塔のある日常=村上裕貴(東京都市大大学院工学研究科建築学専攻)▽島業の建築-興居島由良町・移住促進施設による新たな公共の提案=山口薫平(東京理科大大学院理工学研究科建築学専攻)。