【フロアを本で囲む創造空間】小平市の小川駅西口再開発 公共床の基本設計レイアウト公開 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【フロアを本で囲む創造空間】小平市の小川駅西口再開発 公共床の基本設計レイアウト公開

 東京都小平市は10月29日、小川駅西口地区市街地再開発準備組合が市内で計画している延べ約4万㎡の再開発ビルに関連して、4-5階部分の公共床の基本設計レイアウトを公開した。「本と多様な活動が重なりあう創造空間」をコンセプトに、フロア全体を本で囲む空間とする。本年度から実施設計に入り、2021年度の権利変換計画認可、22年度の着工、24年度の完成を目指す。

4階イメージ


 再開発ビルの公共床には、西部市民センターや小平元気村おがわ東の一部機能の移転を予定している。4階では多目的スペースと兼用となるギャラリーなどで利便性を向上、5階には多目的室などの開放的な活動の場を設ける。

 4月の本組合設立時点での再開発施設の規模は、地下1階地上27階建て延べ3万9909㎡。高さは98m。1-5階に商業施設や業務・公共施設が入る計画だ。5-27階は集合住宅となる。

 施行地区は、小平市小川西町4、東町1の敷地約1.2haで、西武拝島線・国分寺線小川駅西口に位置している。地域の交通拠点に近接する同地区に、商業や公益施設などの生活機能を集約して、地域生活を支える複合市街地を形成する。

 事業ではこのほか、約1000㎡の市民広場や都市計画道路小平3・4・12号線の交通広場約3700㎡の整備、区画道路の拡幅なども行い、交通結節点にふさわしい都市基盤を整える。

 総合コンサルタントと基本設計はINA新建築研究所が担当。事業協力者として旭化成不動産レジデンスが参画している。

5階イメージ

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