【本】『施工CIM事例集』17年度版 国交省ガイドライン踏まえ解説も 日建連 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【本】『施工CIM事例集』17年度版 国交省ガイドライン踏まえ解説も 日建連

 日本建設業連合会(中村満義会長)のインフラ再生委員会技術部会は、会員企業のCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の導入事例を掲載した『施工CIM事例集』の2017年度版を作成した=写真。25社の50事例を10分野に分けて掲載したほか、国土交通省が3月に策定した『CIM導入ガイドライン(案)』を踏まえ、実際の施工CIMでの3次元モデル作成の流れや、作成手法、活用方法に関する解説を加えることで、より内容を充実させた。事例集は日建連のホームページでも公開する。
 事例集の作成は3回目。掲載事例は15年度の29件、16年度の48件から着実に増え続けている。掲載事例の内訳は、ダムが3件、トンネルが7件、シールドが4件、大規模土工が9件、道路が4件、橋梁が8件、河川が3件、港湾が2件、一般土木構造物が7件、解体修復(新設)が3件となっている。
 各社の事例ごとに、導入目的や効果、運用体制、課題を図や写真を交えて分かりやすく解説している。今回、新たに掲載した施工CIMの解説では、コンクリートダム、フィルダム、土工、トンネルの4分野について国交省のガイドライン(案)に沿う形で、事前準備からモデルの作成、統合モデルの作成までの流れなどを説明している。

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