【AI管理で設備機器を最適運用】20%超の省エネルギー化へ 裕幸計装 「SeeVAS」提供開始 | 建設通信新聞Digital

4月17日 水曜日

公式ブログ

【AI管理で設備機器を最適運用】20%超の省エネルギー化へ 裕幸計装 「SeeVAS」提供開始

 裕幸計装(東京都目黒区、太田隆三社長)は、AI(人工知能)ユニットを活用した建物所有者向けの省エネルギー化コンサルティングサービス「SeeVAS(シーバス)」の提供を開始した。AIユニットによる中央監視装置の“自動管理”で常に設備機器の運用を最適化できる点が特長。中央監視装置のメーカーを問わずに適用できる汎用性も大きな特長となっている。

SeeVASシステムと中央監視設備の関係図


 同社が提供するコンサルティングサービス「SeeVAS」は、計装エキスパートによるきめ細かいサポートと、AIユニットによる中央監視装置の自動管理を軸に建物全体の省エネルギー化を目指す仕組み。

 豊富な知識とノウハウを持つ同社が、過去1年分の運用データから建物に合った省エネルギー管理のマニュアルや運用改善のための計画を立案。それをベースにAIユニットが既存の中央監視装置を活用して設備機器の最適な運転制御を行う。

 作成した省エネルギー管理のマニュアルに基づき、AIユニットが気象状況や室内環境などの情報から各設備機器の最適な運転状態・温度設定などを判断。人に代わって中央監視装置の操作を実行することで、確実な省エネルギー効果を生み出す。

 建物に導入されている既存の中央監視装置をそのまま活用することから、導入面での低コスト化も実現した。AIによる自動管理・運用だけでなく、設備機器の劣化診断によって適切な改修時期の把握にも役立つ。

 ビルのエネルギー管理は高度なスキルを持った人材が常時、建物設備を運用・管理していくことで省エネルギー化を達成しているが、現下の人手不足やシステムの高度化・複雑化などを背景に人手による設備機器の操作や運用・管理に限界があることも事実。

 AIユニットが人に代わって24時間365日体制でエネルギー管理を担う同社のコンサルティングサービス 「SeeVAS」を活用すれば、低コストで確実に20%を超える省エネルギー化を目指すことができるという。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら