【中京圏都市部で初の完成】JR東海 リニア中央新幹線「坂下非常口」新設工事の現場を公開 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【中京圏都市部で初の完成】JR東海 リニア中央新幹線「坂下非常口」新設工事の現場を公開

 JR東海は24日、愛知県春日井市のリニア中央新幹線「坂下非常口」新設工事の現場を報道関係者に公開した。坂下非常口は中央新幹線第一中京圏トンネルを掘るシールドマシンの発進立坑になる。

 同工事は、前田建設工業の施工で2017年5月26日に着工、10月29日に中京圏の都市部の非常口として初めて完成した。

 ニューマチックケーソン工法を採用し、地表面から深さ84.5mを掘削した。外径36.9m。底面の鉄筋コンクリートの厚さは5.6m。工事場所は同市坂下町。

 現在はシールドトンネル掘削に向けた準備工事が進んでいる。トンネル外径は14m、シールド発進口の口径は16.3m。

 坂下非常口から神領非常口を経由し、勝川非常口までの長さ10.1㎞を掘削する第一中京圏トンネル(坂下西工区)は21年12月ごろから始まる予定。掘削完了は25年度の見通し。施工は安藤ハザマ・不動テトラ・福田組JJVが担当する。

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