【直径41m・深さは89m】JR東海 リニア中央新幹線「名城非常口」新設工事現場を報道陣に公開 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【直径41m・深さは89m】JR東海 リニア中央新幹線「名城非常口」新設工事現場を報道陣に公開

 JR東海は12日、名古屋城近くの旧名城東小公園敷地内に建設を進めているリニア中央新幹線の「名城非常口」新設工事の現場を報道関係者に公開した。施工は大林組・戸田建設・ジェイアール東海建設JVが担当する。

 同工事は2016年11月に着手した。地中連続壁工法を採用。地中連続壁(連壁長約130m)で土留めした後、バックホウで直径約41m、深さ約89mを掘削し、底面から躯体を構築する。9月19日に底面のコンクリート打設を完了。現在は内部の壁を構築中。22年7月の完成を目指している。工事場所は名古屋市中区三の丸2。

 完成後、名城非常口は中央新幹線第一中京圏トンネル(名城工区)を掘るシールドマシンの発進立坑になる。名城工区のトンネル長さは約7.6㎞、外径は約14m。先行して勝川非常口(愛知県春日井市)までの約5.8㎞を掘削。その後、名城非常口にマシンを戻し、名古屋駅までの約1.8㎞を掘削する。

 JR東海中央新幹線推進本部中央新幹線建設部名古屋建設部(愛知県担当)の田中雅裕担当部長は「湧水などで工期は予定より1年半程度遅れたが、現在は順調に進捗している。引き続き、地域との連携、安全の確保、環境の保全に十分配慮して工事を進める」と語った。

田中担当部長

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