小柳建設は、MR(複合現実)技術を活用したソリューション「Holostruction(ホロストラクション)」の新たなバージョンを開発した。マイクロソフトのヘッドマウントディスプレー「HoloLens(ホロレンズ)2」やアンドロイドスマートフォンに対応した。
ホロストラクションは、ホロレンズを活用し、構造物の立体的なホログラフィックを現実空間に投影する。調査・測量から設計、施工、検査、維持管理までのデータを一元的に管理し、時間軸に沿って工事の各段階がビジュアルで可視化できるため、工事計画の理解度の向上が図れる。
新たなバージョンは、操作パネルへのタッチや、投影したモデルをつかむなど、ホロレンズ2の直感的な操作に対応した。アンドロイドに対応したことで、スマートフォンからも会議への参加が可能となった。
プレビュー画面で視覚的に会議用データが準備できるほか、QRコードによる会議招待などユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスを一新した。
1月にトライアルを実施する予定。今春に正式にリリースして、Azure Remote Renderingへの対応も予定している。