【初の女性所長】監理技術者も女性配置の深谷俣野地域ケアプラザが概成 土志田建設 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【初の女性所長】監理技術者も女性配置の深谷俣野地域ケアプラザが概成 土志田建設

浜田所長(右)と鈴木さん

 横浜市が戸塚区に計画する「深谷俣野地域ケアプラザ新築工事」が概成した。施工を手掛ける土志田建設(横浜市、土志田領司社長)は、同社初の女性所長を現場代理人として配置。狭あいな敷地条件などの課題を女性らしい、きめ細かな配慮と工夫によって克服し、丁寧に建物をつくり上げた。設計・監理は渡辺建築設計事務所が担当した。同プラザは31日の竣工引き渡しを経て、7月1日のオープンを予定している。
 地域ケアプラザは、高齢者、子ども、障害のある人など誰もが地域で安心して暮らせるように、身近な福祉・保健の拠点としてさまざまな取り組みを行っている横浜市の独自施設。2016年末で136施設が市内に設置されている。今回の施設は、戸塚区で最後の未整備地区である深谷俣野地区に区内11館目のケアプラザを建設するもので、施工に当たり同社は現場代理人として浜田真倫所長、監理技術者に鈴木道代さんを配置した。

7月のオープンを予定

 建設地の深谷町1432-11は他のケアプラザに比べて敷地面積が狭く、S造4階建て延べ662㎡というケアプラザには珍しい高い階数で計画されていた。
 すべてを敷地内で完了させる必要があり、資材置き場の確保も難しい状況の中で浜田所長は、まず資材の搬入計画を日ごとに細かく設定。クレーン車の配置や鉄骨部分の分割施工といった工夫も凝らし、敷地条件を克服した。室内高の問題から設備機器も位置関係の調整が難しく、躯体以外でも積極的なVE提案を心掛けるなど、女性としての細かさを存分に発揮し、秀麗な建物につくり上げた。

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