【北陸新幹線】日本初の新幹線・県道併用橋! 福井大生が張り出し架設工事を見学 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【北陸新幹線】日本初の新幹線・県道併用橋! 福井大生が張り出し架設工事を見学

 鉄建建設は、福井市で進めている北陸新幹線九頭竜川橋梁工事現場に福井大学の学生を招き、見学会を実施した。学科オリエンテーション授業の一環として建設技術の魅力について理解を深めることなどを目的としており、工学部建築・都市環境工学科や同大学院工学研究科の1年生を中心に計80人が参加した。
 2023年春ごろの開業を予定する金沢駅~敦賀駅のうち、九頭竜川橋梁は中央に新幹線の複線、両側に4車線の県道が併走する日本初の併用橋で、長さは約415m、幅は約34mとなる。見学会では現場代理人の遠藤文美男所長が、上部工で採用している作業台車による張り出し架設工法の概要を説明。橋桁は橋脚を起点に「やじろべえ」の両手を伸ばすように、バランスを取りながら3-4mずつ左右に延ばしていくと解説した。その後、将来新幹線が通る高さ15mの橋桁の上にのぼり、施工状況を間近で見学した=写真。
 見学した学生からは「工事現場をこんなに間近でみたのは初めてだった」「土木構造物の想像以上のスケールに感動した」などの感想が寄せられた。同大学工学部の寺崎寛章助教は「これから学ぶ学生にとって施工を体感する大変貴重な機会だった。建設産業への学生の見方や考え方に影響を与えるだろう」と述べた。

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