【第9回ロボット大賞】"トンネル覆工コンクリート自動施工ロボットシステム"が国交大臣賞受賞 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【第9回ロボット大賞】”トンネル覆工コンクリート自動施工ロボットシステム”が国交大臣賞受賞

 経済産業省と日本機械工業連合会は、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省と共催する「第9回ロボット大賞」の受賞ロボットなどを決めた。国土交通大臣賞には、NEXCO西日本、清水建設、岐阜工業の3社が応募した「トンネル覆工コンクリート自動施工ロボットシステム」が輝いた。新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ観点から、表彰式は実施しない。応募総数は131件だった。

 国交大臣賞のシステムは、トンネル覆工コンクリートの打ち込みノズル切り替えにマニピュレーター方式を採用し、人力で実施していたコンクリート投入配管の盛り替え作業をロボットによって完全自動化した。また、スライド型枠の検査窓から投入していた生コンクリートを吹き上げ方式で投入するシステムとなっており、新規性が高いなどと評価した。

 日本機械工業連合会長賞は、優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野)に鹿島の「建設機械の自動運転を核とした次世代建設生産システムA CSEL(クワッドアクセル)」、優秀賞(研究開発部門)には東大とNEXCO中日本の「高速道路のトンネル覆工コンクリートにおける時速100㎞走行での4K高解像度変状検出システム」を選定した。



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