村本建設は3月31日、堺市で「MURAMOTO DRONE TERRACE」の開所式を開いた。西日本最大級のドローン専用屋内フライトスペースで、操縦練習用のトレーニングコートやサーキットを設置した。セキド無人航空機安全運用協議会(SUSC)の無人航空機操縦士2級・3級取得のスクールを主催するほか、機器販売や空撮・点検も受託するなど、ドローンのすべてを集約させた施設となる。
村本建設の村本吉弘社長は「高度な技術人を養成するだけでなく、既に技術を持った人にも楽しんでもらいたい。ドローン技術はさまざまな業界に広がっている。さらなる開発に取り組んでいきたい」と今後の普及拡大に向けて思いを語った。
神事には関係者約20人が出席し、村本社長ら関係者が玉ぐしをささげた。
施設はS造2階建てで、1階には最高高さ8mの5つのトレーニングコートを配置する。コート間はネットで仕切られ、用途によって複数コートをつなげて利用することもできる。2階には一般利用に向けて200㎡のマイクロドローンサーキットも整備した。
操縦士技能証明3級の講習は3日間で13万7500円(税込み)、2級は4日間で17万0500円(同)。
施設の所在地は堺市北区長曽根町1206-4。