【日本道路・金杉建設らが講師】関東整備局の3D内業化講習 4月21日から受講生募集開始 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【日本道路・金杉建設らが講師】関東整備局の3D内業化講習 4月21日から受講生募集開始

 関東地方整備局は、「ICT計測講習」の受講生を21日から募集する。直轄工事でICT活用工事を積極的に推進する中、同日開所する関東技術事務所(千葉県松戸市)内に設置する関東DX・i-Construction人材育成センターで、受注者向けに初めて実施する3次元データ処理の内業化に対応した新たな講習となる。同局ICTアドバイザーの日本道路や金杉建設、福井コンピュータ、建設システムが講師を務める。3日程あり、定員は各20人。募集期間は5月21日までだが、先着順で締め切る。※【4/27更新】こちらの募集は定員に達したため締切りました。

 インフラDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するため、ITC土工の3次元データを取り扱える人材を育成する。起工測量、3次元設計データ作成、出来形計測から専用ソフトによるデータ加工処理までの一連作業を施工者の内業として可能となるように専門技術者を招いた実践形式の講習となる。

 講習会では、全長50mの土工フィールドで3Dレーザースキャナーなどによる起工測量や出来形計測を実施する。その上で高性能グラフィックボート(NVIDIAGeForceRTX2080)搭載のノートパソコンで3次元データ処理・設計データ作成や、習得したデータによる帳票作成・検査書類作成を行う。

ICT施工専用の土工フィールド


 講習は、道路土工に特化した講習が6月7~8日、河川土工に特化した講習は同17~18日、一般的な土工に特化した講習は7月12~13日に開催する予定だ。

 3講習会すべて定員は各20人とする。募集対象はICT施工の3次元データに興味がある者とし、発注者も可能だが、主に受注者向けとなる。講習費用は無料。

 CPD/CPDSの認定プログラムとなる予定だ。別途、主に受発注者向けのICT施工講習も用意している。同講習は5月にも募集を開始し、7月ごろに開催する見込みだ。



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