【安全性向上】マカダムローラー「ZC125M-5」にオプション 衝突被害軽減アシスト装置発売 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【安全性向上】マカダムローラー「ZC125M-5」にオプション 衝突被害軽減アシスト装置発売

 日立建機は、締め固め機械のマカダムローラー「ZC125M-5」のオプションとして、衝突被害軽減アシスト装置を国内向けに6月から発売する。作業中に障害物を検知した際に、車体速度と物体までの距離に応じて、段階的に衝突被害の軽減を支援する。販売目標は年間20台を見込んでいる。

物体検知センサーとカメラで人・物体を検知


 物体検知センサー(赤外線式距離画像センサー)とカメラにより、車体から6m以内、地上から60cm以上の範囲の物体(人や看板など)を検知する。続いて、衝突被害発生のリスク度合いに応じ、レベル1から3の3段階で警告・制御する。

 レベル1は、モニター上に「警告」が表示され、黄色の回転灯(オプション装備)とブザー音で警告する。レベル2は、レベル1の警告を継続しながらエンジン回転数を低減させ減速する。レベル3は、モニター上に「ブレーキ作動」と表示し、油圧ブレーキで停止する。停止後は駐車ブレーキが作動する。

 急な飛び出しなどの場合は、レベル2の減速を待たず、レベル3のブレーキが作動する。
 マカダムローラーを始めとする締め固め機械は、作業時に車体周辺に作業者が多く、接触による事故発生リスクが高いことから、安全性の向上が課題となっている。



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