【世界初認証】三菱地所レジデンス コンクリート型枠用合板のトレーサビリティーを強化へ | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【世界初認証】三菱地所レジデンス コンクリート型枠用合板のトレーサビリティーを強化へ

 三菱地所レジデンスは、新築分譲マンションに使うコンクリート型枠用合板のトレーサビリティーを強化する。型枠コンクリートパネルを対象に、森林管理協議会(FSC)によるプロジェクト認証を「世界で初めて」(同社)取得する。認証取得予定の初号案件は、2020年9月に着工し、23年2月の完成を目指す「ザ・パークハウス高輪松ヶ丘」となる見通し。

初号案件の外観イメージ


 同物件の建設時に、コンクリート型枠用合板にFSC認証材を採用して、認証スキームを通してFSCのプロジェクト認証を取得する。

 建物の設計・監理・施工は木内建設が担当している。規模はRC造地下1階地上7階建て延べ9416㎡。建設地は東京都港区高輪1-701-2ほかの敷地2363㎡。

 同社はFSC認証に加え、木質系廃棄物のリサイクル実施などを盛り込んだ「木の守PROJECT」を始めている。合法木材や国産材の活用・リサイクル、新築分譲マンションに使う型枠木材のトレーサビリティー向上によって、持続可能な木材利用を推進する。

 木質系廃棄物のリサイクルは、東京ボード工業とタイアップして、これまで施工会社が処理していた廃棄木材を資源として循環させる。首都圏・関西圏の全物件を対象とし、見積要項書に記載する計画。



建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら