野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、大和ハウス工業の4社は、千葉市にある東京大学西千葉キャンパス跡地利用を具体化、総延べ約7万2000㎡の共同住宅を建設する。長谷工コーポレーションの設計施工で、初弾となるⅠ工区は10月上旬に着工し、2027年2月下旬の完成を目指す。Ⅱ工区は26年1月中旬の着工、28年4月下旬の完成を予定している。
このプロジェクトは「(仮称)西千葉計画(Ⅰ工区)新築工事」と「同(Ⅱ工区)新築工事」。Ⅰ工区の規模はRC造7階建て延べ4万4903㎡で、住戸数は511戸。高さは19.9m。建築面積は9316㎡。
Ⅱ工区の規模はRC造7階建て延べ2万7942㎡。住戸数は311戸で、高さは19.9m。建築面積は5540㎡。
ともに建設地は千葉市稲毛区弥生町2-8ほか。敷地面積はⅠ工区が2万4354㎡、Ⅱ工区は1万5255㎡。
東京大学は22年、西千葉キャンパス跡地利用事業者を2次募集した結果、「東大西千葉跡地計画コンソーシアム」を特定した。野村不動産を代表企業に、三井不動産、三菱地所、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、大和ハウス工業の計6社で構成する。
同コンソーシアムは跡地利用計画を実現する都市機能や都市空間、AI(人工知能)活用、隣接する千葉大学や周辺地域との交流を促進し、まちのシンボルに位置付ける「にぎわい広場」と複数の交流施設の整備などを提案した。
対象地は東大生産技術研究所千葉実験所(西千葉キャンパス)跡地(千葉市稲毛区弥生町1-8、敷地約10万3500㎡)の一部を含む土地7万5299㎡。現地では三井住建道路が造成工事を進めている。
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