【i-Con支援】自営無線で通信課題を解決 NTT-ATが提案する「Nomad@Construction」 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【i-Con支援】自営無線で通信課題を解決 NTT-ATが提案する「Nomad@Construction」

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、i-Constructionの支援サービスを強化する。自営無線ソリューション「フレキシブルワイヤレスソリューション」をベースに、屋外の建設現場とICTサービスソリューションをつなぎ、山間部やトンネルなどでの通信エリアの課題を解決する。生産性向上を支援する新たな事業コンセプト「Nomad@」を掲げ、建設現場に適用した「Nomad@Construction」として展開する。

提供サービスのイメージ


 フレキシブルワイヤレスソリューションは、Wi-Fiなどの無線通信によって通信の届かないエリアを解消できるほか、本社やデータセンター、他社のクラウドサービスなど多様なICTサービスと建設現場をつなげられる。変化の激しい屋外建設現場に対応できる自営無線環境を構築できる。例えば、作業員それぞれのスマートフォン端末を内線電話化できるほか、有事の際の情報配信による避難誘導支援も可能になる。

 設計情報や現場映像を遠隔地とリアルタイムで共有して遠隔指示できるサービスやマニュアル検索システムのAI(人工知能)エンジン機能で膨大なマニュアルからほしい情報だけをピックアップできるサービスなどを、専用アプリなどを導入せずにすぐに利用開始可能な形で提供する。現場職員のテレワークや時短勤務などに対応するため、情報伝達のリモート化や作業内容に合わせて必要な人に必要な情報を配信するサービスも構築できる。

 ICT機器トラブルや通信障害などに24時間365日対応可能な体制を構築し、必要に応じてオペレーターが電話対応する。

 今後は、これらのサービス・ソリューションパッケージを「Nomad@Construction」とし、サービスラインアップの拡充やICT機器のレンタル提供などを検討する。



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