【清水建設グループが環境ビジョン策定】社会にプラスの価値提供/脱炭素を成長の機会に | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【清水建設グループが環境ビジョン策定】社会にプラスの価値提供/脱炭素を成長の機会に

 清水建設は、持続可能な社会の実現に向けたグループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」を策定した。政府が2050年までにカーボンニュートラルを実現する方針を打ち出すなど、社会全体で脱炭素化に向けた動きが加速する中、気候変動への対応を“企業の社会的責任”としてだけでなく“成長の機会”につなげていく。

グループ環境ビジョンで目指す 持続可能な社会 




 同社グループが目指す持続可能な社会として「脱炭素社会」「資源循環社会」「自然共生社会」を抽出。それらの実現に向けて、50年までに自社活動による負の影響をゼロにするだけでなく、顧客や社会にプラスの環境価値を提供していく“Beyond Zero”の実現を目指す。

 脱炭素社会の実現として、自社の作業所・オフィスからの“CO2排出ゼロ”はもとより、原材料から設計施工建物の運用エネルギーに至るサプライチェーン全体で脱炭素化への貢献を狙う。技術革新への不断の取り組みや再生可能エネルギーを利用した電力創出によって社会の脱炭素化をけん引していく。
 資源循環社会の実現に向けて、建設廃棄物・オフィス廃棄物など自社事業による廃棄物の“最終処分量ゼロ”を目指すと同時に建設資材の再生材料化など施設のライフサイクル全体で資源循環に取り組む方針だ。
 自然共生社会の実現として、自然環境に負の影響を与えない建設手法を追求。人と自然との持続可能な共生を目指すグリーンインフラの思想に沿って、地域の景観と生物多様性を生かした多機能かつ豊かな環境を次世代に残す。

 50年のCO2排出ゼロを目指す、この環境ビジョンの策定に合わせて、現行のCO2排出削減目標「エコロジー・ミッション 2030-2050」で掲げていた自社活動によるCO2排出量と設計施工建物の運用時CO2排出量の50年削減目標を現行の1990年度比マイナス80%からマイナス100%(ゼロ)に見直す。



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