【ゼロカーボンシティーを表明】目標は50年まで 東京都北区 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【ゼロカーボンシティーを表明】目標は50年まで 東京都北区

 東京都北区は、ゼロカーボンシティーを目指すことを表明した。2050年までのCO2排出量実質ゼロを目指し、22年度に改定予定の環境基本計画に温室効果ガス削減の新たな目標値を打ち出す。30年までを集中期間に位置付け、区だけでなく事業者が取り組む施策も示す。

宣言文を持つ花川與惣太区長(左)と名取ひであき区議会議長


 24日まで開催した21年度第2回定例会で「ゼロカーボンシティ宣言」を全会一致で可決したことを踏まえ、脱炭素に向けたロードマップを検討する。
 改定計画では、温室効果ガス排出量について30年度までに13年度比26%削減を目指す現行計画の目標値を引き上げる。「50年までにゼロを目指すためには現行目標が低い」(環境課)ためだ。計画期間は23年度から32年度とする。

 現在改定に向け区民や事業者にアンケートしており、7-8月に結果をまとめる。22年1-2月に計画の方向性を骨子案として示した上で具体の施策を検討し、22年秋に計画案を示す。

 改定方針では、再エネ・蓄電池の導入・利用拡大や水素エルギーの普及、建築物などのゼロエミッション化・レジリエンス化などを例示する。SDGs(持続可能な開発目標)の考え方を取り入れた計画づくりも進める。


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