【国内最大級のリサイクルプラントが10月着工!】廃プラスチックなどを再生 TBM | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【国内最大級のリサイクルプラントが10月着工!】廃プラスチックなどを再生 TBM






 環境配慮型の素材と製品を開発・製造・販売するTBM(東京都中央区)は、神奈川県横須賀市に使用済みのLIMEX(同社開発の無機フィラー分散系複合素材)や廃プラスチックを自動選別・再生する国内最大級のリサイクルプラントを整備する。設計施工は大和ハウス工業が担当。10月に着工し、2022年秋の稼働開始を予定する。

 規模は延べ7859㎡。年間最大4万tの使用済みLIMEXや廃プラスチックが、再生処理により2万4000tの再生ペレットに生まれ変わる。

 従来、オフィスや工場などから排出される事業系廃プラスチックの多くは焼却処理されてきた。しかし、同プラントは、事業系廃プラスチックやLIMEXを選別・洗浄の上、再生ペレットにリサイクルする。このため、CO2排出抑制につながるだけでなく、天然資源の消費も抑制できる。

 建設地は神明町58-8の一部敷地1万3693㎡。

 1月に「ゼロカーボンシティ宣言」をした横須賀市の上地克明市長は「廃プラスチックの発生抑制、再生利用にとどまらず、アップサイクルを実現するTBMの取り組みは、環境への負荷をできる限り軽減するために本市が目指す『未来へつなぐ“循環型都市よこすか”の推進』とも通ずる」とし、プラント建設の意義を評価している。



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