東急不動産は2日、海外子会社TOKYU LAND ASIA(TLA)を通じて、タイ・バンコク市中心部で現地大手ディベロッパーのオリジン社が進める複合開発事業に参画すると発表した。2019年のTLA設立以降、タイに進出するのは初めて。
複合施設「ワンパヤタイプロジェクト」は計412室のホテルを中心に、オフィスと商業施設も入る。規模は延べ約2万6800㎡で、9月の着工、23年9月の竣工を予定している。
建設地は、バンコク中心部と国際空港をつなぐ鉄道線の始発、パヤタイ駅から約200mに位置する。現在タイでも新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、将来的な観光需要の回復を見込み、今回の事業参画を決めた。オリジン社とは今後も、幅広い事業領域への参画を戦略的パートナーシップとして協議することに合意しているという。