【千二百年前の建築技術を展示】天平の匠VS現代の技術 GALLERY A4 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【千二百年前の建築技術を展示】天平の匠VS現代の技術 GALLERY A4

唐招提寺金堂の10分の1スケール模型


 GALLERY A4(ギャラリーエークワッド)は、東京都江東区の竹中工務店東京本店で「天平の匠に挑む-古代の知恵VS現代の技術」展を開く。会期は17日から10月8日まで(日曜、祝日を除く)。入場は無料。

 同展は竹中大工道具館が企画し、唐招提寺の特別協力、金沢工業大、京大生存圏研究所、東京国立博物館、奈良県文化財保存事務所、奈良文化財研究所、竹中工務店、凸版印刷の協力で開く。

 2020年12月にユネスコ(国連教育科学文化機関)が「伝統建築工匠の技-木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を無形文化遺産に登録したことを記念し、古代の「匠」が1000年以上の歴史を経て現在も多くの人に親しまれる建築をどのようにつくったか。また、建築を未来へ継承するために現代技術がどのように生かされたかなど、1200年前の天平時代に竣工した国宝・唐招提寺金堂の「平成大修理」を通じ、建築技術・彩色復原・木材などに焦点を当て、古代と現代の技術について対比的に紹介する。

 唐招提寺金堂の大きな模型(東京会場限定)や創建当時の古材などを展示するほか、平成大修理の様子を伝える映像コーナーなどを設ける。
 問い合わせは、事務局・電話03-6660-6011。


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