【スエヒロ工業が防水専門工事業初「えるぼし」認定】 キッズスペース設置で子連れ出社可能 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【スエヒロ工業が防水専門工事業初「えるぼし」認定】 キッズスペース設置で子連れ出社可能

 スエヒロ工業(静岡県沼津市、櫻井弘紀社長)は、防水専門工事業として初めて、女性活躍推進法に基づく「えるぼし」(2段階目)を取得した。性別に関係なく、すべての社員がそれぞれの多様性を尊重できる経営に取り組む。
 同社は、従業員23人と40社程度の協力会社を抱える防水専門工事業。女性が26.3%を占めているものの、事務職やヘルスケアウェルネス事業の担当社員で、今後は女性現場監督や女性職人の育成も目指している。

 男性の平均勤続年数が4.07年に対して女性は2年だったため、認定取得に当たり、「男女ともに平均勤続年数が5年以上」を目標に定め、新型コロナウイルス感染症対策で利用しなくなった会議室をキッズスペースに改装し、子連れで出社しやすくしたほか、これまでに子どもが小学校3年生まで勤務時間の繰り上げ・繰り下げを可能にしたり、全社員の事前申請での一時外出許可などの制度を整えてきた。「管理職に占める女性の割合が10%以上」の目標は、7月1日付で管理職5人のうち女性が1人となり達成した。併せて「女性の非正社員から正社員への転換が1人以上」を目標に定めている。
 「えるぼし」の認定は、静岡県内の建設業者として3番目。

キッズスペースに改装した会議室



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