また、会場参加者の投票によって決まる、ベストプレゼン賞は球磨川ツクシイバラの会(熊本県錦町)の「球磨川のほとりに咲くツクシイバラ~100年後の人々に届けたい~」が受賞した。
万代中央ふ頭は、人気が少なく、近寄りがたい雰囲気だった倉庫街を、水辺の魅力を生かして人が集い、交流が生まれる「港にぎわい空間」に再生するための取り組みが高く評価された。
かのがわ風のテラスは、狩野川の右岸上土町周辺で14年の河川許可準則の緩和を機に、水辺の空間の利活用方法を模索し、協議会方式でオープンカフェ、地元イベントなどを実施。まちなかと河川空間が一体となった取り組みが受賞に結び付いた。
「手づくり郷土賞」は、社会資本とかかわりを持つ地域づくりの優れた取り組みを表彰し、好事例として広く紹介することで、個性的で魅力ある地域づくりに役立てることを目的に1986年度に創設された。
一般部門は、地域の個性を創出している良質な社会資本とそれにかかわる優れた地域活動を一体として表彰し、大賞部門はこれまでに手づくり郷土賞を受賞したものの中から、一層の発展が認められる取り組みを対象としている。
32回目となる今回は、17年12月に開いた選定委員会で、応募があった37件(一般部門32、大賞部門5)の中から19件を選定した。