【芝刈りロボット】無人で巧みな動作 24日に公開実験へ 芝浦工業大 西武建設 ミライト | 建設通信新聞Digital

5月12日 日曜日

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【芝刈りロボット】無人で巧みな動作 24日に公開実験へ 芝浦工業大 西武建設 ミライト


 
 芝浦工業大学の長谷川研究室、西武建設、ミライトの3者は7日、既存のゴルフ場芝刈機のロボット化システム「HerbF(ハーブエフ)」に関する新たな共同研究・開発に向け、相互協力の覚書を締結した。

 既存芝刈機がベテランキーパーのような動作で、ゴルフ場の芝刈を無人で巧みに行うためのロボット化を目指す。既に無人走行実験はほぼ達成したことから、24日に埼玉県飯能市の武蔵丘ゴルフコースで自動芝刈の公開実験に踏み切る。

 この実験で芝浦工大は、自律走行やプログラミング全般などシステムの研究開発を担う。西武建設はシステム取付器具の製作や調整など、ミライトは5G(第5世代移動通信システム)技術や実験場所の提供などを担当する。

 公開実験で得られたデータをもとにプロトタイプを開発し、2023年の製品化に向けて3者で検討を進める。

 同システムの実用化により、人材不足に伴うゴルフ場整備の熟練技術の継承問題などを解決し、ゴルフ場の芝刈込作業の生産性向上にも貢献したい考え。
 


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