【昭栄薬品のソイビオMA】大豆由来の浄化促進剤 微生物利用で汚染修復! | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【昭栄薬品のソイビオMA】大豆由来の浄化促進剤 微生物利用で汚染修復!





 原位置浄化法の概念

 昭栄薬品(大阪市、藤原佐一郎社長)は12日、汚染土壌対策分野で浄化促進剤となる「ソイビオMA」の販売を始めた。揮発性有機化合物(VOCs)や油で汚染した土壌を対象に、微生物の作用で環境汚染を修復するバイオレメディエーションに活用できる。従来品と比べ、薬剤費3-4割のコストダウンを実現する。

 ソイビオMAは、大豆からたん白質(分離大豆たん白)を分離する時に生成される大豆ホエイを加熱濃縮の工程を経て製造しているため、天然の栄養成分を豊富に含んでいる。アップサイクル利用という観点からもサステナビリティーに貢献できる側面を併せ持つ。

 主要な使用方法は、汚染サイトに設置した井戸から注入し、炭素源と栄養塩の供給で嫌気製微生物を活性化させ、塩素系VOCsを促す原位置浄化法となる。ベンゼンや油汚染土壌を対象にしたランドファーミング法への適用も有効としている。茶褐色の液状製品で、20㎏の専用ポリ容器に充てんして販売する。



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