【配信映像で遠隔診断】水管橋点検サービスを開始 ミラテクドローン | 建設通信新聞Digital

4月23日 火曜日

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【配信映像で遠隔診断】水管橋点検サービスを開始 ミラテクドローン

「Hec-Eye」を利用した遠隔地の点検者(専門家)によるリアルタイム診断


 ミライト・ホールディングスのミラテクドローン(東京都品川区、佐々木康之社長)は18日、水道施設の老朽化を点検する「ドローンによる水管橋点検サービス」を始めた。全国の地方自治体の水道局や水管橋を管理する事業者などにドローンのパイロットを派遣する。

 法定耐用年数(40年)を超える水道管は全体の17.6%に達しており、10月には和歌山市で水道管の一部破損・落下による断水が発生した。ミラテクドローンでは、これまで複数の自治体でドローンを使った水管橋点検の実証実験を進めてきた。その結果を基に、管外面の亀裂や塗装のはがれ、サビの状況、橋梁のコンクリートのひび割れなどを把握できることを実証し、実用化を進めてきた。

 新サービスは、リアルグローブ(東京都千代田区、大畑貴弘社長)が開発したソフトウェア「Hec-Eye」の機能を使い、ドローンがリアルタイムで配信する映像を基に、橋梁劣化診断の専門家が事務所などの遠隔地から劣化状況を診断し、劣化が疑われる部分は必要に応じて高精細な画像を多角的に撮影して地図上に登録する。



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