同訓練校は、廃校となった市立平川小学校の校舎・体育館やグラウンドを利用する。1回当たり5人が対象の講習を通年で開催する。受講料は27万円(税別、機材・教科書費込み)。修了者にはJUIDAの無人航空機操縦技能証明証と無人航空機安全運行管理者証明証が授与される。
冒頭、桑原校長は、自身も2月に操縦技能試験を受け合格したことに触れつつ、訓練校の目標に「安心・安全な操縦技術の習得」「地域に根ざしたドローン事業の展開」を掲げたことを紹介。「子どもたちが学んでいたこの学校を違う形で活性化できるよう、地域の皆さんと一緒に本気で進めていく」とあいさつした=写真。
続いてアカデミー理事の青柳剛群馬県建設業協会会長は「建設業の技術者にとって訓練施設は手に届く所にあることが理想だ。1人でも多くの技術者がこの施設を活用し、ステップアップすることを期待する」と語った。
その後、花坂弘之講師が訓練校の概要を説明し、「単純にドローンが操縦できるだけでなく、応用分野に対応できる人材を育成したい」と力を込めた。最後に飛行訓練、起工測量のデータ収集のための撮影飛行、赤外線カメラ付きUAVによるビル外壁点検の各デモンストレーションを体育館で披露した。
また、同日午後と30日には同じ会場で「ドローンフェスティバルin沼田」も開いている。