【湾岸地区の移動手段充実へ 電動キックボードのシェア開始】豊洲スマートシティ推進協とLuup | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【湾岸地区の移動手段充実へ 電動キックボードのシェア開始】豊洲スマートシティ推進協とLuup

 電動キックボードなど新しいモビリティーを使ったシェアリングサービスを展開するLuup(東京都渋谷区、岡井大輝社長)は、清水建設が代表企業として参画する「豊洲スマートシティ推進協議会」と電動マイクロモビリティーのインフラ整備に向けた連携協定を結んだ。24日から電動キックボードなどのシェアリングサービス「LUUP」の提供を開始した。

左から正岡室長、岡井社長

 住宅や魅力的なレジャースポットが充実している一方で、人口に対する交通手段が足りていない豊洲エリアの現状に着目。手軽に利用できるスマートモビリティーを使った新たな移動手段を確立することで、そうした課題の解消を狙う。
 豊洲スマートシティ推進協議会と連携・協力して、新たな移動手段としての可能性を追求。東京湾岸エリア(豊洲・お台場・月島・勝どき)全域へのシェアリング拠点(ポート)の設置に取り組んでいく方針だ。

 24日に会見した岡井社長は「新しい移動手段の1つとして湾岸エリアでの電動キックボードのシェアリングサービスを提供する」と述べた。
 豊洲スマートシティ推進協議会の代表企業である清水建設の正岡良隆スマートシティ推進室長は「今後のまちづくりに交通手段の1つである電動マイクロモビリティーをどう生かしていくか。人流データの取得など、さまざまな実証を進めることでまち全体のスマート化を図っていきたい」と力を込めた。
 国土交通省のスマートシティ先行モデルプロジェクトに選定されている豊洲エリアは、未来の働き方・住まい方・遊び方を実現する「ミクストユース型未来都市」を志向。取り組みの1つにスマートモビリティーを盛り込んでいた。
 その拠点となる大規模開発「ミチノテラス豊洲」を手掛ける清水建設は、賃貸オフィス「メブクス豊洲」に続き、4月中旬にもホテル「ラビスタ東京ベイ」や日本初の都市型道の駅「豊洲MiCHiの駅」の開業を見込んでいる。



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