【歴史的建造物と調和】東方学会本館隣接地で複合開発 日本エスコン | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【歴史的建造物と調和】東方学会本館隣接地で複合開発 日本エスコン

完成予想


 日本エスコンは、歴史的価値を持つ建造物として東京都千代田区が「景観まちづくり重要物件」に指定している「東方学会本館」の隣接地で、分譲マンションとオフィスの複合開発を進める。

 同館は1947年に外務省所管のもと、日本の東方文化の学術的研究などを目的に設立された東方学会の本部建物として現在も使われており、4月以降に耐震補強等改修工事を実施する予定となっている。

 同社はこの改修に伴い、隣接する東方学会新館(2021年9月解体済み)の跡地に、本館と一体となる形で複合ビルを建設する。本館の歴史的価値を継承しながら、現代的なデザインを取り入れる。

 低層階のオフィス部分は本館と接続し、デザインの調和により一体感を醸成する。中高層階の住宅部分は、総戸数50戸(販売予定30戸)の定期借地権付き新築分譲マンション「レ・ジェイドクロス千代田神保町」として開発する。

 規模はRC造地下1階地上14階建て延べ6996平方メートル。設計・監理はスタイレックス(豊島区)、施工は鉄建建設が担当する。23年8月中旬の竣工を予定している。建設地は千代田区西神田2ー2―7ほかの敷地1118平方メートル。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら