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4月24日 水曜日

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【雪原に巨大ロゴ】砂子組が最新技術駆使し、全長120mの巨大文字

 砂子組(奈井江町)は、本社西側の旧社宅跡地にドローン販売や修理・空撮を手掛けるヘリカム(札幌市)の協力を得て、両社の社名とロゴマークを雪上に作成した。

 若手社員が設計から掘削まで担当し、ICT建機などの最新技術を駆使して全長120mの巨大文字を作り上げた。

 3次元設計データを作成し、マシンコントロール搭載建機で雪原を掘削。細部はAR(拡張現実)を活用して位置確認を行い、3Dモデルを投影して完成形状やスケールを事前確認した。この後、スコップで調整し、着塗料には環境に優しいものを使用した。ロゴマーク部分にはホタテの貝殻から作ったパウダーを活用、文字部分は畑に使う融雪剤を着色し、人力で丁寧に仕上げた。

 製作期間は6日間で、若手社員6人が作業した。社員の1人は「ロゴマークの丸みや凍った雪を削る作業が大変だった」と振り返る。今後も若手社員教育の一環として継続する考えで、砂子組ICT推進室の担当者は「今回の経験を普段の現場でも生かして業務に取り組んでほしい」と話している。

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