【音響のラボ】最新技術体感の見学会に269人 大成建設 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【音響のラボ】最新技術体感の見学会に269人 大成建設

新設した2種類の遮音実験室でデモ


 大成建設は、17日から20日にかけて、横浜市にある技術センターで、新たに運用を開始した音響実験棟「音響のラボ」の見学会を開いた。大学・公的機関や民間企業の関係者など4日間で269人が来場。新設した2種類の遮音実験室を使ったデモンストレーションで、同社が蓄積・展開する「音」に関する最新の研究開発の成果を体験した。

 音響実験棟「音響のラボ」は、JIS・ISOに準拠した2つの遮音実験室と、試験体の周囲を半球状に移動するスピーカー移動装置や入射する音の強さを自動計測するマイクロホンアレー装置を備えた「斜め入射」対応の遮音実験室を配備。さまざまな入射条件で建築部材の遮音性能を評価できる。

 「風音のラボ」「音と電磁のラボ」といった既存の音響施設(実験棟)のセットで建築物のあらゆる“音の問題”に網羅的に対応していく。

 実際に遮音実験室で吸音材による残響時間の変化や入射角度による音の伝わり方の違いを体感してもらう一方、遮音・床衝撃音対策技術「T-Silent」シリーズや音響シミュレーション技術「TSounds」シリーズなど最新の開発技術も展示。同社が持つ「音」に関する技術を伝える絶好の機会となった。

 今後も遮音や音の響きが建築物のあらゆる「音」に関する検討に「音響のラボ」を中心とした各実験棟を活用。顧客への提案に生かす。


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