【育児と仕事】産休前から復職まで! お互いに理解してより良い職場に 熊谷組でセミナー | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【育児と仕事】産休前から復職まで! お互いに理解してより良い職場に 熊谷組でセミナー

 熊谷組は6日、東京都新宿区の本社で、育児中の社員と周囲の社員が相互に理解し合うため仕事と育児の「両立支援セミナー」を開いた。同社とグループ会社から育児中の社員やその上司など約100人が参加し、育児中の社員が活躍できる職場環境を目指しディスカッションした=写真。開催に先立ってあいさつした櫻野泰則専務取締役経営企画本部長は「大きなライフイベントには困難や苦労もあるが、誰にとってもより良い職場になるよう心構えを学び、この機会をプラスにしてもらいたい」と語った。
 第1部では育児短時間勤務者、産休前勤務者、復職1年以内勤務者を対象に同社の方針や新制度の説明、社外講師の講話を実施した。グループディスカッションでは「復帰後、自分の成長を感じながら働き続けるためにどんなアクションを取ったら良いか」をテーマに議論を深めた。参加者からは「子育てと仕事へのモチベーションが上がった」「育児と仕事を両立するために自分ができることをさまざまな観点から見つめ直したい」といった感想が寄せられた。
 第2部では管理職を対象に講話とロールプレイ、グループディスカッションをした。ロールプレイでは復職後の部下から相談された設定で、参加者が上司役と部下役を演じながら実際の対応を疑似体験した。終了後は「管理職は『道』を示して導くことが重要だと感じた」「当事者はキャリア形成を視野に入れて仕事に取り組んでほしい」といった感想が集まり、双方の意識改革を促すセミナーとなった。
 樋口靖社長の就任以来、熊谷組は「全員参加の経営」をスローガンに掲げ、グループ全体でダイバーシティの実現に向けた取り組みを推進している。

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