【照明の心理効果】眠気や疲れの改善に藤色、あやめ色が効果あり! 日建設計 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【照明の心理効果】眠気や疲れの改善に藤色、あやめ色が効果あり! 日建設計

 日建設計は、千葉大学、パナソニックエコソリューションズと共同で実験しているカラーライティングの心理効果を検証するHCL(ヒューマン・セントリック・ライティング)の導入効果検討結果を発表した。若草色や赤紫色が「活気」、藤色や彩度の高い色などは「快適」、「眠気や疲れの改善」には藤色、あやめ色が効果のある光色としている。8月の電気設備学会全国大会と9月の照明学会全国大会で発表する。
 HCLは欧米で広がる照明概念の1つで、明るさや色などを調整することにより、照明下で過ごす人の集中力の向上や生活リズムの改善などを目指すもの。
 今回のオフィス共用空間の実験結果を踏まえて、今後は個人の作業空間における導入実験を行い、目的別の適切な光色を検証。作業別に適切な光色を抽出することで執務者に快適な執務環境を提供する光環境の実現を目指す。さらに、公共空間などへの有効活用も期待できる、用途や目的に応じた光色、光量、照射方法などを最適化する技術の開発が今後の課題になるとしている。

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