八千代エンジニヤリングは、栗本鉄工所と共同開発したFRP製のさびないカバープレート「プラッキー」を発表した。カバープレートと固定用ボルトがFRP製でさびないため、維持管理性とともに軽量で施工性に優れるなどの特長がある。特許は取得済み。国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録申請中だ。
橋の端部には隙間が設けられており、車が走行する部分には伸縮装置を取り付けるが、壁高欄や地覆部は人の転落やものの落下を防ぐカバープレートで隙間を防ぐ必要がある。従来のカバープレートは溶融亜鉛メッキが施されたSS400材が一般的だが、沿岸部や凍結防止剤を散布する山岳部などでは近年、カバープレートやボルト周辺の腐食が報告されており、ステンレスは高価であることがネックとなっていた。
プラッキーは、ステンレス製に比べコストが低減できるほか、伸縮装置を劣化などで取り換えても再設置できる。屈曲部は任意の角度に折り曲げ可能で壁高欄とのフィッティングも良好などのメリットがあるとしている。
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