住友商事が宇都宮駅東口地区整備事業の一環として開発していた複合施設「Utsunomiya Terrace(ウツノミヤテラス)」が26日に開業した。規模はS造14階建て延べ約3万7400㎡。設計施工は大成建設が担当した。
1-4階がヨークベニマル、コジマ×ビックカメラなどの商業施設、5階がウエディング・レストラン、6階がオフィス、5-14階がカンデオホテルズ(288室)となる。別棟の立体駐車場は480台を収容する。初年度の年間売上高は60億円を目指している。
同事業は、野村不動産を代表とする企業グループ「うつのみやシンフォニー」が宇都宮市と連携して開発を進めている。これまでに宇都宮脳脊髄センターシンフォニー病院、野村不動産の分譲マンションが完成している。11月には大型交流拠点施設「ライトキューブ」が完成する予定だ。駅東側では市と栃木県芳賀町がLRT(次世代型路面電車)整備事業を進めており、2023年8月に全線開業する見通しだ。
同日の開業セレモニーで、住友商事の村田大明執行役員建設不動産本部長は「地域の魅力発信と交流機能強化の役割を担いたい。心地良い空間となるよう運営する」とあいさつした。
宇都宮市の佐藤栄一市長は「市全体の魅力向上、にぎわいの創出に大きく貢献する。持続発展できるまちづくりの大きな拠点になる」と期待を語った。
建設地は宮みらい1-2ほかの敷地約7700㎡。
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