【記念シリーズ・横浜市公共建築】第35回 荏田コミュニティハウス | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第35回 荏田コミュニティハウス

 既存樹木を極力残し、自然の中に溶け込むヒューマンスケールの建築をつくり上げた。赤田東公園内にあることから、公園から直接アクセス可能な中庭を配置した。公園のにぎわいを内部に引き込むだけでなく、採光・通風を促進する効果もある。内装は積極的に木質化し、ぬくもりを感じられる空間に仕上げた。特に天井はシナ合板のスリット張りとすることで、森の中の木漏れ日のような内部空間を実現した。
 省エネ活動実践モデル施設として、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)五つ星も取得した。
 設計は川喜田建築設計事務所、建築施工は伊勝が担当し、2019年に完成した。規模はS造平屋建て250㎡。所在地は青葉区あざみ野南1-4-1ほか。高低差約6.5mの斜面地にある。

 

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