【記念シリーズ・横浜市公共建築】第36回 横浜人形の家/多様な三角屋根が集合 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第36回 横浜人形の家/多様な三角屋根が集合

 1万点以上の人形を収蔵する人形専門博物館で、100カ国以上の人形とその資料を通じ、世界の民俗や風習、歴史、文化などに触れられる。建物は三角屋根住戸の集合体のような形状をしており、外壁にも三角屋根が多様なパターンでデザインされている。見て楽しい建築でありながら、コンクリートの打ち放しと淡いピンク色のタイルが落ち着いた印象を与えている。
 山手町にある港の見える丘公園と山下町にある山下公園の二つの公園を結ぶ歩道橋の間にあり、まち歩きの途中に訪れられる観光スポットになっている。
 設計は坂倉建築研究所、施工は竹中工務店・日成工事JVが担当し、1986年に竣工した。規模はSRC一部S造5階建て延べ3929㎡。所在地は中区山下町18。
 

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