【木更津市、文化芸術施設に88億余】飛行場周辺まちづくりで計画案 | 建設通信新聞Digital

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【木更津市、文化芸術施設に88億余】飛行場周辺まちづくりで計画案

 千葉県木更津市は12日、木更津飛行場周辺まちづくり基本計画案を公表した。吾妻公園に整備予定の文化芸術施設の概算事業費は88億3200万円(税込み)。災害時対応や自衛隊員と交流できる機能も持たせる。このほか、江川総合運動場周辺の整備概要も示した。

文化芸術施設の鳥瞰図


 計画案によると、吾妻公園(吾妻1-4)には文化芸術施設や大屋根広場、キッズバイク、ドッグラン、レストラン、駐車場などを整備する。
 文化芸術施設の1階には2400㎡の図書館、2階には客席700席(可動式)などを備える2500㎡のホール、会議室や多目的室を持つ1000㎡の中央公民館を配置する。3階には機械室と屋上広場を設ける。市民交流スペースや機械室などの共有部分は2400㎡とする。災害時の緊急避難や支援物資の搬入にも対応する。
 事業手法は従来方式、DB(設計施工一括)、DBO(設計・建設・運営)の3方式の中から検討する。概算事業費は文化芸術施設88億3200万円、大屋根広場3億6000万円、駐車場2億8100万円で、これらは防衛省まちづくり支援事業の活用を想定する。このほか、公園・広場整備に5億3000万円を見込む。2023年度に実施計画策定、24年度に事業者選定を進め、25-27年度に文化芸術施設などの設計と工事を行う。
 江川総合運動場(江川959-1)の周辺では、高さ6m、頂上部面積2400㎡、整備面積6400㎡の築山と8800㎡の駐車場、災害時に臨時駐車場として使用できる多目的広場2万3000㎡と4100㎡の駐車場を設ける。概算事業費は築山が4億4900万円、周辺道路が5億2000万円、多目的広場が3億9300万円。24年度の実施計画策定、28、29年度の設計と工事を予定する。
 木更津飛行場周辺まちづくり構想策定支援業務は船場が担当した。



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