【木造ZEB事業所】宮城県初で来年1月完成 東北ボーリング | 建設通信新聞Digital

5月12日 日曜日

公式ブログ

【木造ZEB事業所】宮城県初で来年1月完成 東北ボーリング

完成イメージ


 東北ボーリング(仙台市、熊谷茂一社長)は、仙台市内でZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に対応した木造新社屋の建設を進めている。竣工は2023年1月を見込む。完成後は宮城県内で初のCLT(直交集成板)材を活用してZEBを実現した事業所となる。みやぎZEB研究会主宰の土屋範芳東北大教授がZEB化を指導したほか、設計はササキ設計が担当した。建築はサンホーム、機械・電気設備はエルゴテック、地中熱設備はアリガプランニングが施工している。

 建物は木造2階建て延べ677㎡の事業所棟と、同199㎡の倉庫棟などで構成する。このうち、事業所棟は床と屋根にCLT材を採用し、柱と梁には同県石巻市産材を使用する。地中熱を利用した輻射式冷暖房システムを導入するなど、環境負荷を低減する。

 災害応急井戸なども設けており、災害時には民間防災拠点となり地域住民を受け入れることもできる。

 6月に着工した。建設地は同市若林区六丁目字南12。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら