仙台市は5日、市中央卸売市場再整備検討委員会(西川正純委員長)の2025年度第3回会合を開き、再整備基本計画の最終案をまとめた。現地建て替え規模は、前回の中間案から変更なく総延べ8万9619㎡とした。事業手法は従来方式を採用し、概算事業費は688億7000万円と試算した。
環境性能面をZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready相当以上とするほか、地元産材を使って木質化に努めることなどを新たに盛り込んだ。3月に成案化する。
事業全体を対象とする基本設計業務は、今春にも発注手続きに着手する。委託方法は公募型プロポーザルを検討している。26年度予算案に関連経費2億0916万円を計上した。27年度末までに基本設計をまとめる。
その後の実施設計と工事は部門・棟ごとに発注する方針だ。先行する管理棟・関連棟は28年度下期-29年度上期に実施設計を作成し、30年度上期の着工、31年度末完成を目指す。
メインの新水産物部棟と新青果部棟、工事期間中の仮設売り場となる立体駐車場は、それぞれ30年度上期に実施設計を委託する。立体駐車場は32年度上期-33年度上期に建設する。新水産棟と新青果棟は33年度下期に同時着工し、新水産棟が39年度上期、新青果棟は40年度上期の完成を予定している。
若林区卸町4-3-1の敷地約18haにある中央卸売市場の現地再整備では、中央に1階が仮設青果卸売市場となる5層4段の立体駐車場・買出人積込所、東側に青果配送センターと一体化した新青果棟、南西側に新水産棟、北西側に水産配送センター、中央南に新管理棟・関連棟を建設し、各棟の2階を歩行者デッキで結ぶ。
会合で委員からは「再整備の推進に当たり、他部局と横断的に連携して議論し、市場関係者の負担軽減や観光機能の強化などに努めてほしい」などとの意見が寄せられた。
基本計画策定支援業務は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング・安井建築設計事務所JV、環境影響評価業務は、日本工営都市空間が担当している。
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