【建設業は鳥インフル対応も】防疫作業に尽力した宮城建協に県から感謝状 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【建設業は鳥インフル対応も】防疫作業に尽力した宮城建協に県から感謝状

防疫作業(写真提供:宮城県建設業協会)

 宮城県は23日、県内で3月に発生した高病原性鳥インフルエンザについて、過酷で困難な防疫作業に尽力した県建設業協会(千葉嘉春会長)に対して感謝状を贈呈した。
 3月23日午後1時55分に栗原市の養鶏場から通報があり、同インフルエンザの型が確定したのは24日午前3時ごろ。県は殺処分を開始するとともに、同協会に対して防疫協定に基づく緊急対策業務を要請した。
 自主的に事前調査などを行っていた栗原支部(上田徹支部長)は、すぐに第1埋却地の掘削作業を開始し、殺処分された鳥の運搬・埋却・埋め戻しを実施。10社から延べ約300人が出動し、国の指針が示す72時間以内の27日午前2時5分までに約22万羽の埋却処分を終了した(一部自衛隊対応)。

感謝状を手にする千葉会長(左から2人目)ら

 仙台市内の県建設産業会館で開かれた感謝状伝達式では、浅野直明県農林水産部次長が千葉会長と上田支部長それぞれに感謝状を手渡し「無事に作業を完了していただいたことに感謝したい。次シーズンも発生する可能性があるので、引き続き連携をお願いしたい」と述べた。
 これを受けて千葉会長は「協定を結んで訓練もしていたが、実際の作業は大変だった。協会会員数はぎりぎりの状況だが、今後も対応できるよう努力していきたい」と応じた。

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