【記念シリーズ・横浜市公共建築】第61回 日本丸メモリアルパーク横浜みなと博物館 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第61回 日本丸メモリアルパーク横浜みなと博物館


 1989年3月に開港130周年を記念し、日本丸メモリアルパークに「横浜マリタイムミュージアム」として開館した。その後、2009年の開港150周年記念事業で、「横浜みなと博物館」へリニューアルした。開館以来、「歴史と暮らしのなかの横浜港」をテーマにした学べる市民交流の場として親しまれている。

 隣接する日本丸の景観を妨げないよう、施設の大部分を地下構造にしているのが特徴で、屋上は芝生斜面が丘陵状に広がる。弧状のファサードを採用し、長い柱廊状のロビーからは、どこからでも日本丸が見える。

 館内には、横浜港の歴史や役割を紹介する常設展示、デザイナー・イラストレーターとして活躍した柳原良平の作品を展示する「柳原良平アートミュージアム」、海事関係図書・雑誌などが閲覧できる専門図書室ライブラリーがある。ことし6月には、国内初の常設体験型VR(仮想現実)シアターを導入するなどして施設を更新し、リニューアルオープンした。

 規模はRC一部SRC造地下2階地上1階建て延べ7145㎡。設計は三菱地所、施工は大成建設・大林組・フジタ・山岸建設・馬淵建設JVが担当した。所在地は西区みなとみらい2-1-1。


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