【大阪メトロ、森之宮に新駅整備】28年の完成目指す | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【大阪メトロ、森之宮に新駅整備】28年の完成目指す

 大阪メトロは、中央線森ノ宮駅(大阪市中央区)北側にある森之宮検車場に新駅を整備する。大阪公立大学新キャンパスを中心に開発を計画している大阪城東部地区を東の拠点、2025年大阪・関西万博とIR(統合型リゾート)の開業が予定されている夢洲を西の拠点と位置付け、両地区を直結させることで東西軸を形成する。新駅は2028年の完成を目指している。

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 「森之宮新駅構想」によると、新駅は大阪城東部地区を構成するA―D地区のうち、B地区に建設する。A地区には大阪公立大学のキャンパスが整備される予定で、アクセス性の向上や開発エリアのポテンシャル向上を狙う。鉄道・オンデマンドバスを含めたモビリティーとも結節した次世代交通ターミナルの設置も検討している。

 新駅は大阪城東部地区のコンセプトに合わせた「シンボリック、インテリジェンス・イノベーション・インキュベーション」をイメージした球体が浮かび上がるデザインとする。

 同社は、万博開催までは中央線の最小運行間隔を現在の3分45秒から2分30秒に短縮する。夢洲延伸で3列車、輸送力強化で10列車の計13列車を増備する。このため、既存の検車場内に13列車分の留置線を整備している。

 万博終了後は増備した列車をほかの路線への転用と留置線の撤去、留置線跡地への新駅設置を計画している。
 今後は需要予測と収支、建設計画、運転計画などの詳細検討を進め、関係者協議を実施する。



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