【大阪市、戎橋公衆トイレ設計コンペ】最優秀案に松本秀樹氏「個の集合体が創る新しい公共性」 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【大阪市、戎橋公衆トイレ設計コンペ】最優秀案に松本秀樹氏「個の集合体が創る新しい公共性」

「個の集合体が創る新しい公共性」提案イメージ


 大阪市は、大阪市内で「戎橋公衆トイレデザイン・建築設計」公募型コンペティションを実施し、最優秀案に松本秀樹氏の「個の集合体が創る新しい公共性」、次点案に佐野健太氏の「OSAKA FULL FLAT」をそれぞれ選定した。今後、入選者と協議しながら2023年度に設計を進め、24年度に工事する予定だ。
 最優秀案では、S一部RC造平屋建て11㎡、外壁にガラスレンガやダイクロイックを使った計画を提案している。概算総工費は4487万6000円で、そのうち主体工事費は2620万円となっている。全てのブースを個室化し、ジェンダーレスな利用を可能とするほか、ブース間のスペースを「公共空間」と捉え、新たな使い方を生み出す「柔らかに閉じられた公共空間」を目指す。
 対象となったのは、道頓堀川に架かる戎橋の南詰西側(大阪市中央区道頓堀1-10)にある公衆トイレの建て替えに伴う建築設計。コンペには163件の応募があった。発注者支援業務は日本建築家協会(JIA)が担当した。
 審査会議委員は、嘉名光市大阪公立大大学院教授(委員長)、竹原義二氏(無有建築工房代表)、榊原節子氏(榊原節子建築研究所代表)が務めた。



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