【記念シリーズ・横浜市公共建築】第83回 都筑工場・都筑ふれあいの丘 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第83回 都筑工場・都筑ふれあいの丘

◆焼却時の熱を利用

 1日当たり最大1200tのごみを焼却する都筑工場では、焼却時に発生した熱を利用し、ボイラーで蒸気をつくっている。この蒸気を使って発電した電気は工場内や隣接する余熱利用施設「都筑ふれあいの丘」で使用する。蒸気は温水プールの熱源としても利用している。

 都筑ふれあいの丘は、「都筑プール」「都筑地区センター」「老人福祉センター横浜市つづき緑寿荘」「障害者研修保養センター横浜あゆみ荘」の4施設で構成し、都筑工場の余熱と発電電力を利用して運営している。都筑工場、ふれあいの丘の4施設いずれも1984年に竣工した。

 都筑工場の規模はSRC・S・RC造地下3階地上5階建て延べ2万8692㎡。設計は東畑建築事務所、施工は前田建設工業・東急建設・山岸建設JVが担当した。所在地は都筑区平台27-1。

 都筑ふれあいの丘の規模は総延べ1万0730㎡。設計は日建設計が手掛けた。施工は、プールが錢高組・奈良建設JV、地区センター・老人福祉センターが山岸・広川JV、障害者研修保養センターが工藤建設・土志田建設JV。所在地は都筑区葛が谷。



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