再整備工事に伴い休園していた神奈川県横須賀市の長井海の手公園(ソレイユの丘)が14日、リニューアルオープンした。高さ約15mのアスレチックタワーや長さ約300mのジップライン、グランピング施設を新設した。園内の一部では、犬を連れて散歩できるようになった。10年以内に年間来園者数100万人を目指す。
オープニングセレモニーで横須賀市の上地克明市長は「ソレイユの丘から望む空と海の景色はどこにも負けないものになった。(観光都市実現への)起爆剤として大いに期待している」と語った。
市は再整備に当たり、Park-PFI(公募設置管理制度)と指定管理者制度を採用した。事業者は日比谷花壇を代表とするグループ。管理運営期間は19年。
日比谷花壇の宮嶋浩彰社長は「豊かな自然環境を園内に引き込み、花と緑によるダイナミックなランドスケープを考えながら実施設計を行った」と説明した。
廣瀬昌由関東地方整備局長は「グランピング施設は、ぜひ家族で来てみたいと思う施設だった」、小泉進次郎衆院議員は「子どもが楽しめ、犬も連れて来られるこの場所は、上地市長が進めている横須賀の多様なまちづくりを体現している」と話した。
園内には、三浦半島・三崎の人気店など九つの飲食施設も出店している。
所在地は長井4丁目。