【動画ニュース・立川市とウオールナット 道路管理で連携協定】 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【動画ニュース・立川市とウオールナット 道路管理で連携協定】

 

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◆パトロール時に「路面下」調査
 東京都立川市と市内企業のウオールナット(齋藤豊社長)は11日、防災・減災に向けた持続可能な道路管理に関する連携協定を結んだ。同社が開発した「キャリア積載型地中レーダーシステム」を道路パトロールカーに装着する。これにより、通行止めをすることなく、市道(総延長約310㎞)の路面下の情報を収集・分析し、道路陥没などの発生を未然に防ぐ。

 市役所で開いた締結式で、清水庄平市長は「道路は市民生活に欠かせない重要なインフラだ。その維持管理に役立つ最新技術は大変心強い」と話した。齋藤社長は「今回、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した新システムを開発した。平時はもちろん、地震発生などの緊急時にも地域の安心・安全に貢献したい」と語った。

新システムを前に協定書を披露する清水市長(左)と齋藤社長


 同社は道路やトンネル、施設などの調査・点検、測量、機器開発、建設コンサルタント、土木などの事業を展開する。このノウハウを生かし、道路管理者が道路パトロールを実施しながら空洞探査ができる「キャリア積載型地中レーダーシステム」を開発した。導入は立川市が初めてとなる。

 多様な車両に取り付けることができるため、導入により、全国の道路管理者が抱える人手不足などの課題解消が期待される。将来的には、蓄積したデータを国が進める道路DX(デジタルトランスフォーメーション)と接続することも視野に入れている。



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