【賃貸ラボの新木場2完成】創薬などスタートアップ対象 三井不 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【賃貸ラボの新木場2完成】創薬などスタートアップ対象 三井不


 三井不動産とライフサイエンス・イノベーション・ネットワークジャパン(LINK-J)が、東京都江東区の新木場エリアで進めていた賃貸ラボ「三井リンクラボ新木場2」が完成した。同エリアでは2棟目となる。

 三井不動産が展開する、創薬や再生医療といったライフサイエンス領域をメインターゲットとする「ラボ&オフィス」事業で最大の規模。施設はRC一部S造4階建て延べ1万8232㎡。基本計画は日建設計、設計・監理と施工は竹中工務店が担当した。所在地は新木場1-17-8。

 同社は、スタートアップ企業を集積するには、“場の提供”というハードマネジメントだけでなく、ソフトマネジメントが重要だと考える。

 今回、入居するテナントの初期投資工事費を軽減するため、コンセントやパーテーション、流し台、実験排気ダクトなどの必須機能を備えた区画を用意したほか、高価な実験機器を共同利用できる共通機器室も設けた。

 施設では、研究用品を1個単位で購入することができる。ライフサイエンス・イノベーション推進部の高木吉盛氏は「オープンイノベーションの支援を通じて、付加価値を上げていきたい」としている。

 「(仮称)三井リンクラボ新木場3」の開発も決定した。規模はRC造6階建て延べ約1万4000㎡。設計者は鹿島。施工者は未定となっている。2023年夏の着工、24年秋の開設を目指す。建設地は新木場2-3-72の敷地6931㎡。


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