【万博ドイツパビリオン、循環型社会の共創を表現】 | 建設通信新聞Digital

9月21日 土曜日

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【万博ドイツパビリオン、循環型社会の共創を表現】

 ドイツ政府は22日、大阪市のスイスホテル大阪で記者会見を開き25年大阪・関西万博に出展するパビリオンの概要を公表した。

 テーマは「循環型社会の共創」。自然と共生しながら経済活動を営む社会のビジョンを示す。「わ!ドイツ」と銘打ったパビリオンは、七つの円柱状の木造建築物などで構成し、循環社会の輪や自然と技術の調和を表現する。循環のテーマに沿って、再利用可能な資材を使って整備する。

 敷地面積は約3500㎡で、展示面積は約900㎡。企画・設計・施工・制作は2025年大阪・関西万博ドイツパビリオン推進委員会が担当している。構成員はfacts and fiction(ドイツ)とGL events(フランス)、LAVA(ドイツ)。

 循環型社会の暮らしを体験できる展示を目指す。見学順路はサークル状になっており、来場者は生物圏エリアから循環型都市エリアへと進み、資源・エネルギー循環エリアを経て生物圏エリアへと戻ってくることで、「人類と自然の和解」という境地に触れる。敷地内には展示場のほか、レストランや庭を設ける。

パビリオンイメージ


 会見に出席したドイツのマルティン・エバーツ総領事は「関西は研究やイノベーションに秀でながら伝統を保っており、万博開催に最適な地。成功に大きな期待を抱いている」と話した。

 博覧会協会の石毛博行事務総長は「ドイツは早くから参加を決定し、準備も着々と進めていることに感謝している。協力して忘れられない万博をつくり上げたい」と述べた。



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